矯正治療ORTHODONTIC
なぜ矯正治療が必要なのでしょうか?
あなたは「矯正治療」について、どんなイメージを持っていますか?
単に「歯並びを治す治療」というふうに思っていませんか?
そもそも歯並びが悪い事によって、どんな不都合が起こるのでしょうか。
1:虫歯や歯周病、口臭の原因になりやすい
歯並びが悪いと、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しができやすくなります。その為、むし歯や歯肉炎になりやすいのです。
更に噛み合わせが悪くて、食べものがよく噛めないと、だ液の量が減ってきて口の中の汚れがどんどんたまることになり、歯の病気だけではなく、口臭の原因になる事もあります。
2:あごの関節が痛くなりやすい
口を開けたとき耳のそばでカクカク音がしたり、口が大きく開かなかったり…。
これが顎関節症の症状です。 悪い姿勢や精神的なストレス、歯ぎしりなど色々な原因がありますが、歯並びの悪さから起こる場合もあります。
3:消化が悪くなる
噛み合わせがよくないと、しっかりと噛めないだけじゃなく、だ液の量が減って消化されないまま飲み込む事になります。
消化されないまま食事をしている事は、お子様の成長を著しく阻害する原因にもなります。
4:発音がしにくい
症状によってはサ行やタ行の発音がハッキリしなくなる事があります。特に外国語の発音に困る事が考えられます。
今後はますますグローバル社会が加速化されます。そんな中で外国語の発音に困ってしまうと、お子様も外国語を学ぶ事に対して前向きになれないかも知れません。
5:肩こりや頭痛が起こりやすい
噛み合わせが悪いと、なんとかうまく噛もうとして、あごが不自然な動きをするので、あごや筋肉にムリな力がかかってしまい、そのため頭痛や肩こりなどが起こることがあります。
このように歯並びが悪い事によって、生活していく上で以上のような弊害が起きやすくなるのです。
ですから「矯正治療」というのは、単に「歯並びをキレイにする」といったものではなく、快適に生活していく上で非常に大切な事なのです。
あともう一点、歯並びが悪い事によって、今後のその人の性格形成を決定しかねない事があります。それは『笑顔を作りづらくする』という事です。
-『感情』は『行動』によって作られる-
このような言葉があります。この言葉を“笑顔”という考え方に当てはめると、
-嬉しい、楽しいという気持ち(感情)は、笑顔(行動)によって作られる-
上記のように言い換える事が出来ます。
笑う事によって、楽しい感情、嬉しい感情が湧き起こるという事です。それだけ「笑う事」「笑顔」というのは重要なのです。 しかし歯並びが気になる人というのは、どうしても自然に笑顔を作りだす事が出来ません。
こどものうちに矯正治療を受けるメリットは?
矯正治療はあごの骨の成長を利用するほうが有利なうえ、虫歯や歯周病の原因を作らないためにも、こどものうちに始めた方が効果的です。
あごの成長がとまってからでも治療は可能ですが、歯の移動が円滑に進まず、治療が長引くこともあります。
また、ウッド歯科では早い段階からお口がポカンと開いてしまっている癖「舌癖」の改善にも取り組んでいます。この2つに取り組むと何が良いのでしょう?
メリットは以下の通りです。
- あごの骨の成長を正常にする
- 永久歯の生える環境を整える
- 顔のバランスがよくなる
- 虫歯や歯周病が予防できる
- 不正な噛み合わせが予防できる
- 歯を通じて、自身の健康への意識が高まる
- 風邪をひきにくくなる
- スポーツで力をしっかり発揮できる
- 集中力アップで勉強も得意になる
- 笑顔が素敵になる
いつから始めるのがいいのか?
ケースによりますが、早期の治療は7~8歳、本格的な矯正治療はすべての乳歯が永久歯に生え代わった、11~14歳ころから始めます。
しかし、これはあくまでも目安となる矯正治療の開始時期です。
たとえば、受け口や開咬、交叉咬合などは乳歯列の時期に治療を開始したほうが良い場合もありますし、あごの成長を利用して治す出っ歯のケースは少し早めに始めたりもします。
当院ではお子様ひとりひとりに適した治療と治療開始時期を診断させていただきます。
また、乳歯の虫歯や幼児期のクセが歯並びに影響を与えることもありますので、予防のためにも早めの受診をお勧めしています。
将来的に矯正を考えているという場合は、お気軽に、お早めにご相談にいらっしゃってください。
こどもの矯正治療の流れ
①初診(無料カウンセリング)
歯の状態をチェックした後、治療について気になるさまざまな相談に応じます。
②精密検査と診断
お口の型取りやレントゲン撮影をし治療に必要な情報を収集し、それをもとに分析、診断します。歯並びの異常の原因を解明するとともに、治療後の状態を予測します。
③治療方針の決定と説明
診断結果をもとに、患者さんにとって最適と考えられる治療方針を提示します。この時具体的な治療方法、期間、費用、支払い方法などをご説明し、同意が得られれば治療計画をスタートします。
④治療開始の準備
口腔内の清掃をするとともに、正しい歯磨きの指導をします。矯正装置をつけていると食べ物のカスが付着しやすくなるので、矯正中の歯ブラシ指導に従って歯磨きを行なっていただきます。
⑤矯正装置の装着
⑥定期検診(歯の移動チェック)
矯正装置を付けている間は定期的に通院して頂き、歯の移動状態をチェックしたり、装置の調節を行います。
⑦保定期間(リテーナー)
歯がきれいに並び終えたら矯正装置を外し、代わりにリテーナーという保定装置を付けます。歯が元の位置に戻ろうとするのを防ぎ、安定させるための装置です。
⑧治療完了
必要な保定・観察が終わったら矯正治療が終了となります。