予防歯科PREVENTION
予防歯科とは
世界で初めて「予防歯科」の概念が打ち出されたのは、1970年代のことです。
予防歯科とは、病気になってからの治療ではなく、病気を未然に防ぐことを大切にした考えかたのことです。
日本では1989年、厚生省から「平均寿命の80歳で自分の歯を20歯以上残そう」という8020運動が発表されました。
入れ歯を使っている人たちがたくあんなどの噛みにくい食品をきちんと噛むには、20本以上の自分の歯を保有する必要がある、という考えのもとで打ち出された目標です。
生き生きとして豊かな毎日を過ごし、生きがいとゆとりをもって健やかな人生を送るために、健康は基本的な条件です。そして、中でも歯やお口腔の健康は全身の健康に大きなかかわりをもつ要素といえます。
一般的な歯科治療は「痛い」というイメージがありますが、予防歯科の治療は痛くない処置がほとんどです。
お子様からご高齢の方まで、予防歯科はいつでも始められます。生涯長く自分の歯と付き合っていけるよう、ウッド歯科で予防歯科を始めてはいかがでしょうか。
唾液検査を行っております
唾液検査とは、唾液を採取して、唾液中の成分や細菌数を調べたり、唾液の分泌量を測定する検査です。
唾液はあまりきれいなイメージをもたれていませんが、歯のエナメル質を保護して虫歯になりにくくしたり、プラーク中の細菌の作用を抑制したりするはたらき、口腔内の汚れを洗い流して、歯周病菌のなどの細菌が歯に付着するのを防ぐなど、他にもたくさんのはたらきがあります。
唾液の分泌量が少なかったり、細菌数が多いと、虫歯や歯周病にかかるリスクが高まります。
PMTCとは
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」のことで、専門家による専用の器具を用いた歯の清掃のことをいいます。
ご自身では磨きにくい部分を含め、専用の器材を用いて歯科医師や歯科衛生士が歯をクリーニングします。
これにより、目に見える範囲、歯茎と歯の間に隠れている部分のプラークを歯面からすべて除去することができ、虫歯や歯周病を防ぎます。
ご自分で毎日歯磨きをしているのに、なんとなく口の中がすっきりしない、虫歯ができる、口臭が気になる…そのようなことを感じたことはありませんか?
私たち歯科医療従事者とて、1回の歯磨きでプラークを全て落とすことはできないのです。
毎日の歯磨きに加え定期的にPMTCを受けることで、より確実なプラークコントロールが可能になります。
磨き残しになりやすい部分のご説明や毎日の歯磨きのご指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。